地域活性化事業「ナゴノダナバンク」の活動

推薦対象:ナゴノダナバンク 市原正人氏
概要:名古屋で最も古い商店街の一つ円頓寺商店街を拠点に、空き家対策や古民家リノベーションなどの不動産活用、イベント企画運営などを行い、地域関連携や魅力ある“まち”を目指した取り組みを行なっている。
推薦理由:1609年に徳川家康が名古屋で新たな都市造成を始めた際、蔵や家を建てる職人に食事を出す屋台が堀川沿いに出現し、これが円頓寺商店街の始まりと言われている。にぎわっていた商店街は市電が廃止されるなどした1970年代を境に徐々に衰退し、大型スーパーの出店や店主の高齢化も重なって、典型的なシャッター街に。建築家の市原氏は、この負のスパイラルをなんとかしたい、とイベントの企画や防災運動のほか、商店街マップやフリーペーパーも製作し、その活動の過程で、空き店舗の増加が活性化を妨げる根本的な要因になっていることに気づく。2009年、「ナゴノダナバンク」という空き店舗とテナントのマッチング組織を始動させ,10年間で30店舗以上の新しい店舗が開業した。商店街に隣接する、今、最も人気な歴史あるまちなみの「四間道」(しけみち)とともに、多くの若者や外国からの旅行者が立ち寄る新しい観光拠点のひとつになりつつある。